お盆休みに実家へ帰省しました。と言っても実家は近く、全力で走れば10分くらいの距離です。いや12分くらいかな?どっちでも良いか・・・。
両親との関係は良好でして、先日も孫(私の子)を連れていくと「あんたももっと抱っこしてあげたら良かったわ~」と言って母に抱きしめられました。いい年したおっさんが抱きしめられるのを想像してみて下さい。今のあなたの心の状態、それが気持ち悪いという感情です。
えー話が逸れましたがその際に両親から自分を育てた際のネタバレ的な話をして貰いました。
その中で納得することと、ちょっと違うなと感じた事がありました。
今回はそんなお話です。
私自身ちゃんと育ったのかというと疑問ではありますが、私にとって自分の両親の子育て方法を知るという事はひとつの成功例を知るという事でもあります。ここでの成功とは、キャリアの事ではなく、成人して、仕事も家庭も持って何とか今も生活できるように育ったという意味です。子育ての1つのゴールとして、「えさを与えるのではなくえさの取り方を教える」という事が挙げられますが、何とか仕事して家族が生活できているという事はえさの取り方を習得したと言っても良いかと思います。
私が現在妻と話し合って実践している子育て方法の正解が出るのは何年も後になりますので自分でもよくわかりませんが、皆さんの考えるきっかけや議論のきっかけ、参考となれば幸いです。
では本題です。
子育てについて教わった11の事
1.子育てをしている時が人生で最も充実している時だということ
2.人様に迷惑を掛けることは叱れ
3.命に関わる事は叱れ
4.寝小便やトイレの練習などで怒るな
5.仕事が忙しければ仕事を頑張れ。愛情があれば子供は背中を見て育つ。
6.抱き癖はつかない。抱いてあげなさい。
7.一度決めた方針はブレるな。子供が混乱する。
8.何事も子供を優先しなさい
9.二人(父母)で叱るな。一人が叱れば一人はフォローしてあげなさい。
10.子供をコントロールできると思うな
11.妻(夫)を信頼し、感謝しなさい
解説的なこと
1.子育てをしている時が人生で最も充実している時だということ
母は祖父・祖母の介護でとても辛かった時期に、子育てが楽しかったから何とかやってこられたそうです。今も孫である私の子を見ていると子育てをしていた時を思い出すそうです。あの頃が一番大変だったけど一番幸せだったと。
2.人様に迷惑を掛けることは叱れ
親が叱らなくても遅かれ早かれ世間に出れば非常識と言われる。それなら早い方が良いという事です。
3.命に関わる事は叱れ
これは説明不要だと思います。死んだらそれ以上成長できない。
4.寝小便やトイレの練習などで怒るな
祖父(父の父)は厳しい人だったようで、寝小便をすると布団を背負わされ家を出されたそうです。今なら通報されそうですね。その経験から父は母に生理現象について怒らないであげて欲しいとお願いしていたようです。いずれは治ると。
5.仕事が忙しければ仕事を頑張れ。愛情があれば子供は背中を見て育つ。
父は仕事が忙しくほとんど休みがなかったのですが、今ではもっと子育てに参加したかったと後悔しています。しかし仕事が忙しいのであれば家族の為にひたすら働くしかないと当時は考えていたようです。
6.抱き癖はつかない。抱いてあげなさい。
抱き癖がつくと言ってもそれは数年のこと。歩けるようになれば抱っこを嫌がるようになる。ならばそれまでは抱っこして欲しいという子供の気持ちを満たしてあげなさいとの事でした。
7.一度決めた方針はブレるな。子供が混乱する。
子供に注意していると、「ママはこうしなさいって言ってたよ!」となることがあります。仕事でも上司の判断がその都度ブレると非常にやりづらいですね。親同士がまず方針を固めておくのは大切ですし、日替わりで方針がブレるのも子供が混乱します。
8.何事も子供を優先しなさい
何でも子供優先で育ててきたとの事でした。これは少し疑問が残りました。
9.二人(父母)で叱るな。一人が叱れば一人はフォローしてあげなさい。
子供の逃げ道を残してやれとの事でした。親が思っている以上に子供は賢い。叱られた時点でほとんど理解している。いつまでも怒るなとの事でした。
10.子供をコントロールできると思うな
子供も生まれた時点で一人の人間である。他人をコントロールできると思うな。言って聞かせなさいとの事でした。
11.妻(夫)を信頼し、感謝しなさい
子育ては夫婦でするもの。お父さんお母さんが幸せそうな顔をしている事が子供にとって一番のお手本となる。との事。
違和感を感じた事
上記の方針で育ったのが私という事になりますが、私自身困ったことがあります。
・子供優先で過保護に育ったおかげで、家事が全くできなかった
家事をしないまま貴族のように一生を終えられれば良いですが普通はそうはいきません。どこかで苦労することになります。私の場合は結局妻に負担をかけています。ですがオレ流というのがないので妻としては手間はかかるが案外教育し易いのかもしれません。
photo by nakagawa家事ハラ問題について、いろいろな方が言及されており、非常に興味深く拝見しました。私もこのテーマについていろいろ思う事があり、書...
・寝小便がなかなか治らなかった。
最近までおもらしをしていました。というのは嘘ですが小学校高学年まで寝小便が治りませんでした。父は怒られても同じく高学年まで治らなかったと言っていましたので良く分かりませんが・・・。気になったので少し調べて見ました。これはやはり叱っても治るようなものではなさそうですので、正しく対策をしたいですね。
参考:
・言われた通りに抱っこをしてあげ続けた結果、腰を痛めた。
これは半分ネタです。腰痛めちゃったじゃないのも~!
photo by pipitdapo自称イクメンのこかげです。(妻曰く、単なる子煩悩との事です。ご指摘ありがとうございました。)イクメンに関する記事はこちら。イ...
最後に
如何だったでしょうか?子育てなんて人それぞれ。確かにそうです。でもヒントは多い方が良いです。
この記事がどなたかの参考となれば幸いです。
(本当はブコメでブクマカーが考えたさいきょうの子育て方法が積み上げれらるといいなーと思ったり思わなかったりしてます。)
最後までお読み頂きありがとうございました。
追記・修正
id:pomojanさんよりご指摘頂きありがとうございます。自分の場合はという意味で頭の中ではイメージして書いたのですが、そういった表現になっておりませんでした。確かに誰にでも当てはまる事ではありません、これは私の間違いです。ご指摘いただいたpomojanさん以外にも不快に思われた方がいらっしゃったかと存じます。申し訳ありませんでした。「私にとって」という表現を追加しました。
id:nishinqさん・id:kekkonmisuiさんご指摘頂きありがとうございます。確かに優先と過保護とは違いますが私の両親は何でも子供を優先していたと言っていましたが私は過保護だと感じております。nishinqさんのように優先と過保護を使い分けられる方は問題ないと思いますが、私の両親のように本人は優先していると思っていても周囲から見ると過保護になっている場合がありますのでそういった表現にしました。ちょうどいい塩梅で優先できる方はこの表現に違和感を感じられたかもしれません。私も優先することは良い事だと思っています。
id:zmoiさん・id:kekkonmisuiさんご指摘頂きありがとうございます。愛情があれば背中を見てても育つ的な事についてですが、私は親の背中を見て育ったケースなのですが、複数の方よりご指摘頂き、スターもついていることから考えるとそうでもない方が多いのでしょうか?だとすると私のケースと他の方のケースの違いが気になりました。
id:blueboyさんご意見ありがとうございます。私の場合は時間も関係していました。抱っこしてすぐに降ろそうとするとがっちりホールドして降りるのを嫌がりました・・・。難しいですね。短時間の抱っこで子供の心を満たす方法を宜しければお教え下さい。皆さんの参考となると思います。全国の子育て腰痛持ちを救うブコメになるかもしれません。