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日なたと木陰

木陰で立ち止まって一休み。ちょっと考えることや、どーでもいいことなど

老人ホームに入って元気になったおばあちゃんの話

暮らし

先週末に娘の習い事の発表会があって見に行って来ました。

年々涙腺が緩くなってきてるんですけど、娘の成長を見るのはヤバいですなー。

全然知らない子の発表でも娘を重ね合わせて懐かしく思ったり、これからこうなるのかなぁ~と想像したりして涙腺崩壊余裕でした。

昔は涙もろい芸能人とかを見て嘘でしょ?って思ってたのに自分が今そうなってる。すいません。

その後、私のおばあちゃんが元気になったらしいという事で会いに行きました。

ずっとおばあちゃん子だった私。弟が生まれる前後の母の入院の時におばあちゃんに預かって貰っていました。

おばあちゃんと一緒に銭型平治を見たり、水戸黄門を見たり、お笑い番組を見たりしてお菓子はおまんじゅうを食べて、風呂上がりにオロナミンCを飲んだりしました。(ちなみにお風呂は薪で沸かすお風呂でした。)

車で家に帰る時にいつも見えなくなるまで手を振ってくれていたおばあちゃん。

そんなおばあちゃんも今年で90歳になり、さすがに少し痴呆が入ってきています。

で、前置きが長くなりましたがそんなおばあちゃんが1ヶ月くらい前に老人ホームに入りました。


ここのところ痴呆がひどくなり、夜中に外に出たり、トイレの失敗が多くなったりして自宅介護の限界かも知れないという事で民間の有料の老人ホームに入ることになったんです。

入所の時の診察で、家族的には驚くべき事実が発覚。

おばあちゃんは股関節が悪いんですけど、(まぁ年が年なので仕方ないです。)股関節痛を抑えるために痛み止めの薬を処方されていて飲んでました。

その薬がかなりきつい薬だということで、もしかしたら薬の副作用で幻覚が見えたりして痴呆の症状のようになっているかもしれないとの事。股関節の状態も悪化しているので、車いす生活に切り替えて、痛み止めの服用をひとまずやめてみましょうという事になりました。

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そして1ヶ月経過して今回会いに行ったのですが、おばあちゃんめっちゃ元気。しっかりしてる。

私の事も、私の娘のことも認識できないレベルになっていたのですが普通に会話ができました。

叔父が持ってきていたおまんじゅうを「もう一個食べたい。」ってちゃんと意思表示しているし、私の娘とも会話していました。

ただ後で「あの娘誰かわからん・・・」って言ってましたけどね。

帰り際に少し恥ずかしくて迷いましたがおばあちゃんと握手して顔をむぎゅむぎゅって触りました。もちろんまだ暖かかったです。(注:冷たかったらアカンやつです。)そして顔はしわくちゃなのに案外すべすべしてました。どーでもいい情報ですね。すいません。

実は前回会った時に、大好きなおばあちゃんに生きている間に合えるのはこれが最後だったかもしれないのに触れなかったことを後悔してたんです。

後悔はね、必ず後にやってくるんですよねー。

今回は一歩前進。

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一方できつい痛み止めを処方されたお医者さんに対して少し不信感を抱いた訳なんですけど、それも話を聞くとおばあちゃんがずっとお世話になっていた内科の先生で、おばあちゃんが全面的に信頼を寄せていた先生だったとの事で、他の病院へ連れて行こうにもできなかっただろうなぁと。

股関節痛なんだから整形外科とかに行った方が良かったんですよね。

やはりお医者様も専門があるので、専門の病院へ行くのが一番良いかもしれません。餅は餅屋ですね。

※内科の先生の全てがこういう訳ではありません。たまたま今回の場合がこうだっただけです。批判する意図で書かれたものではない事をご理解下さい。

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老人ホームに入れるって、なんか介護を放棄するようで後ろめたいように思っていた部分も少しあったのですが私が間違っていました。むしろ逆でした。

おばあちゃんが変化したのはおそらく薬の副作用が抜けただけじゃなく、“自宅で過ごすより、大勢の同じような年齢の仲間がいる空間で暮らすこと”であったり“適切にプロの介護をして貰えること”の効果もあったのではないかと思います。

私の母も介護の負担が軽減され、安定した気持ちで会いに行く事が出来るようです。

次に会いに行く時にはおばあちゃんの失われた記憶を取り戻す為に私の娘の成長記録のフォトブックでも作って持っていこうと思っています。



まんじゅうも買える。これなら安心して年を取れそう。