日なたと木陰

木陰で立ち止まって一休み。ちょっと考えることや、どーでもいいことなど

娘が「ちゃんとしてるのにちゃんとしなさい!って怒られるから習い事に行きたくない」と言った話。

Swimming Lessons

我が家には6歳の娘がいます。

小学校に入ってからいくつか習い事を始めました。

本人の希望を聞きつつ、私たちと相談して習い事を決めたのですがその中の1つ、娘がどうしても行きたがっていた習い事があります。

娘が行きたがっていた習い事なのに、ここ最近「辞めたい・・・」、とか「行きたくない・・・」とか言うようになりました。

妻からも娘がそんなことを言っているらしいことは聞いていたのですが、どうしたものかと困っていました。
親としては好きで始めた習い事だから頑張って欲しいということ、4月に初めて現在が5月末なので、辞めるのが早すぎるんじゃないかということ、もう少し忍耐力を付けて欲しいという思いがあります。かと言って本当に合ってなかったのかも知れません。実際にやってみて合わなかったのであれば続ける必要がないんじゃないかというのもあります。お金もかかっていることですし、嫌々続けて欲しくないですし、せっかく娘が好きでやりたいと思った事を嫌いになって欲しくないというのもあります。


という訳で私と娘の会議室であるお風呂タイムに、娘に行きたくない理由を聞いてみました。(私と娘でお風呂に一緒に入っており、妻に言えないことがあるかもしれないと想定して2人っきりになるお風呂で時々話し合いをします。)
私「どうして習い事行きたくないん?」

娘「だって・・・」

私「水泳嫌いになったん?」

娘「ううん(首を振る)」

私「じゃあ、どうして行きたくないの?」

娘「だって、ちゃんとしているのにちゃんとして!ってコーチが怒るから・・・」


この言葉を聞いて、これが原因やん!と思いました。

この時点で、娘の言い分も半信半疑ですがそれは心の中に置いておいて、表面上は一旦娘の言い分を信用します。

私「そっかー。ちゃんとしているのにちゃんとして!って言われたら嫌だねー。お風呂出てからママとみんなで相談する?」

娘「うん。」

半信半疑と言うのは、娘も成長してきており、自分に都合のいい話をする可能性があるからです。その辺の見極め力が問われます。嘘は嘘であると見抜ける人でないと匿名掲示板を使うのも子育てをするのも難しいんです。いや、そうでもないか。

そしてお風呂から出て、相談タイムです。

私「ママ、ちゃんとしているのにちゃんとして!って怒られるから嫌なんだって。もしかしたらどうすれば“ちゃんとする”という事なのかが伝わってないんじゃないかな。〇子は自分のどこがちゃんとしてないか分かってるの?」

娘「わからない」

妻「そっかー。じゃあ、次に行った時にコーチに、「どこが悪いんですか?どこを直せば良いですか?」って聞いてみる?自分で聞ける?」

娘「うん!聞ける!」

妻「もし、それでも「ちゃんとして!」って言われるのならママが今度は聞いてあげるからね」

娘「うん!」


***


それから数日後、習い事から帰って来た娘に聞きました。

私「どうだった?どこを“ちゃんと”すれば良いのかわかった?上手くコーチに言えた?」

娘「うん!言えた!わかった!もっと背筋をピンと伸ばしてって言われた。」

私「じゃあ、続けられそう?」

娘「うん!楽しかった!」



めでたしめでたし・・・

今回は無事に解決しましたが、ちょっと気になったのは指導する際に「ちゃんとやって!」というのは教える側、教えられる側双方にとって課題の認識が一致していないと厳しいなーということです。私も教える立場になる事がありますので、気を付けないとと思いました。

もちろん、何度も何度も言っていることなら「ちゃんとやって!」と言いたくなります。

しかし教える立場であれば、自分の感情のざわざわを抑えて、「ちゃんとやって!」と言っても向上が見られないのであれば違ったアプローチ、もう少し具体的に言い方を変えてみるのも必要なんじゃないかなと。

大の大人に指導する際にはあまりに具体的に指導すると1から10まで言って逆にバカ丁寧になってしまうのでその辺のさじ加減も難しいのですが・・・。

教える側には、生徒の能力だけでなく、理解力とか、どの辺まで伝わっているかとか、総合的な観察力が必要ですね、と感じた経験でした。

念のためですが、担当して頂いてるコーチを批判したいという訳ではありません。娘の言った事は半信半疑で聞いています。コーチにはその時、その言葉を発するだけの理由があったのかもしれません。現場にいなかったのでそこまではわかりません。

ただ、自分としては達成してほしい課題があって、「ちゃんとしよう!」と言う時には、自分の“ちゃんと”が相手に伝わっているのか気をつけた方が良いなーと改めて感じました。

逆に特に課題がある訳ではなく、こちらが相手の能力をほぼ把握していて、信頼した上で「ちゃんとして!」と言うのは相手が自ら「ちゃんとするという事はどういうことか?」を考えてくれますので言う相手によっては効果のある言葉でもあります。


とにかく娘が好きな事を嫌いにならずに済んで良かったです・・・。


トピシュさんが紹介されていた本。コーチングの基礎が学べる。

こっちは未読ですがamazonのレビューが多かったので紹介