日なたと木陰

木陰で立ち止まって一休み。ちょっと考えることや、どーでもいいことなど

古着のリーバイス501と出会ってアニメージュを買わなくなった話

The Comfort of Denim


ブログを書いているメリットの1つは、考える時間が増えることだと思います。じっくりと自分と向き合う時間が増えるような気がします。今も連休ですので久しぶりに夜更かしをしてゆっくり過ごしています。ちなみに今日は妻は休み(←主婦業を休んで自由に過ごす日)で友人と会うために朝から出かけていきました。私と娘はショッピングモールへ出かけて映画を見て少し買い物をして過ごしました。

娘を寝かせて自分も寝てしまいましたが、ふと目が覚めてパソコンを開いて考えていると昔の自分のことを思い出したので書いてみます。これと言ってオチのない自分の話です。

小学校高学年くらいの頃、アニメとゲームが大好きでした。(今も好きですが、振り返ってみると当時、最大の熱量を注いでいたという感じです。)

アニメージュというアニメ雑誌を毎週だったか毎月だったか買っていました。ゲームに関しては時間があれば友人と自分が考えたオリジナルのRPGの構想、ほぼドラクエのパクリとしか言えないストーリーや画面レイアウトなんかをノートに書いたりしてお互いに評価しあったりしていました。あとイラストを描いたり。どちらも今思えば絶望的なクオリティのもです。

ゲーム雑誌はファミ通とあと何か他にも買っていたような気がします。SEGA・メガドライブ系だったかな。「大技林」とかの裏ワザが載っている辞典みたいな付録が大好きで、そういった付録が付いている時は他の雑誌も買ったりして素敵な裏ワザを探しては「おおー!すげー!!」と興奮していました。裏ワザ本を机に並べて、世界を掌握したくらいの気分になっていました。

そのまま順調にゲーム・アニメ好き属性としてレベルアップして行くはずだったのですがそんな私に転機が訪れます。

確か中学生になってからだと思いますが、ファッションに目覚めた友人が「アメ村行ってジーパン買いに行こうぜ!」って誘ってくれました。

何やら、メンズノンノという雑誌があって、アメリカ村という場所が心斎橋にあって、そこでリーバイス501というジーパンの古着がそれほど高くない値段で売っているらしいとの事でした。

言っている意味が全くわからなかったのですが、仲の良い友達からの誘いだったので、付いて行く事にしました。

アメリカ村へ行った時の衝撃は忘れられません。歩いている人がみんなオシャレで、異国に来たかのようでした。説明が難しいですが梅田や天王寺なんかとはまた雰囲気が違う。個人的な印象ですが、当時は古着・ロックな感じ・ダウンタウンな感じ・洗練されてない感じがしました。RPGで言えば、それまでの文化の流れじゃない異国の町へ行ったような感じでした。

古着屋さんで古着のリーバイス501を手にした瞬間、RPGで大切なアイテムを手に入れた時の効果音が鳴り響きました。

今になって思えば色落ちも微妙で生地も薄くなったテロンテロンのリーバイス501でしたが、茶髪で長髪の店員さんの言われるがままにそのテロンテロンの501を買って帰りました。重要なのは、オカンがダイエーで買ってきたのではない、自分でアメリカ村へ行って、自分で服を選んで買う、という体験でした。RPGで言えば、船を手に入れて新大陸へ行けるぞ!というくらいのワクワク感。

特にモテたいとか思った訳ではなかったような気がしますが、もしかしたら深い部分ではあったのかもしれません。いやあったんでしょうね。いややっぱり違うな。どっちかというと男友達の中でなめられたくない心理だったように思います。

それからというもの、アニメージュは次第に買わなくなり、アニメージュの代わりにメンズノンノを買い、ゲームソフトを買う資金の一部は、自分で好きな洋服を買うようになり、両親に必要経費としての洋服代を貰って自分で買わせて貰うよう交渉しました。

今でも私はどちらかというと広く浅く(※正確には広くもなく、浅くもない)いろんな事に興味があってすぐに飽きて他のことに目移りするのですが、ファッション・音楽・アニメ・ゲームの文化の繋がりを感じることができたり、それぞれの属性の人とある程度会話ができたりする時には自分の中途半端さも良かったと思います。

そして最近はまた、子供と一緒にアニメを見たり、ゲームをしたり、一緒に服を選んだりと、気が付けば自分が本当に好きなことをして過ごすことが増えてきました。(一方で自分の為だけにゲームをする時間は激減しました。子供中心の生活です。)

趣味に関してふらふらとあっちに行ったりこっちに行ったりしてきましたが、ふと気が付くと昔から好きだったことはほとんど変わらず、ちゃんと元の場所に戻ってきているのは不思議な感じがしつつ、私は趣味や嗜好があまり変わらない一途なタイプなのだな~と気付かされます。

そういえば、服の趣味も一貫していて妻にいつも同じような服を着ている(笑)と言われます。映画は誰かが死ぬ話かハッピーエンドな話が好きですし、ゲームは正義が悪と戦うものが好きです。

年を取ると人は変わるものだと思っていましたが、私の場合今のところそうでもないです。本質的なところは変わっていません。

皆さんはどうですか?