日なたと木陰

木陰で立ち止まって一休み。ちょっと考えることや、どーでもいいことなど

『妻が願った最後の「七日間」』を読んで気がついたこと

all flickr friends, a relaxing, healthy weekend


自分の身に危険を感じたり、事件や災害のニュースを見ると"自分が死ぬこと"を想像することがあります。夫婦においてはどちらかが先に死ぬことになる可能性が高いと思っていますので、どちらかが一人になった時のことを考えることがあります。今の家は家族3人で過ごすのにちょうどいい広さなので、一人暮らしになるとだだっ広くて寂しいだろうなぁとか、急に一人暮らしになったとして、掃除、洗濯をしたり料理をしたりするモチベーションを保てるだろうか?なんて考えてしまいます。

しかしながら毎日の生活の中で"自分が死ぬこと"ばかりを意識している訳にもいかず、ある意味騙し騙し生きているというような側面もあります。もちろん、そんなに暗いことばかり考えている訳ではないですが、頭の中のどこかの領域には常にこういったことが保存されていて、ふとした瞬間にスマホの通知のようにポップアップで出てきます。

子供の口や態度が悪かったりすると腹が立ったり、仕事で疲れているのに家で妻と口論になったりすると、つい大切な人と過ごすことが死ぬまでの期間限定であるという事も忘れて口うるさく言ってしまったりすることもあります。死ぬのは明日かも知れないのに、いや、もしかしたら喧嘩したのが最後の会話になって、家を出てすぐに死んでしまうかもしれないのに、その瞬間は忘れてしまうんですよね。

日頃からこういったことを意識していて、できるだけ家族や友人、自分と関わりを持った方、持っていない方に対して思いやりと優しさを持って接したいと意識しているのですが、なかなか難しいものです。

今回発売された『妻が願った最後の「七日間」』は、あるご夫婦の奥さんが生前病院の枕元のノートに書かれた「七日間」という詩をもとに書き下ろされた作品だそうです。

朝日新聞に投稿されたこの詩はSNS等で広くシェアされたそうです。

元の詩はこちらからお読み頂けます。
withnews.jp


人は必ず死ぬものですので、やはり自分の、自分たちの最後がどうなるのか?というのは多くの方が関心を持っていることで、最後は自分が生きていたことを覚えていてほしい、大切な人と過ごしたい、大切な人に何かしてあげたい、というふうに思うのはとても共感できますし、そうだろうなぁと胸にストンと落ちるような感じがします。

せっかくなので、少しご紹介したいと思います。

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私は、容子が生きてさえいてくれれば、それでよかった。

たとえ病院に行ったときにベッドで眠っていて私と会話ができなくても、生きてさえいてくれればよかった。

たとえどんな状況であろうとも、生きていることが私の生きがいであり、幸せでした。

ですから、もし今、お互いを大切にできない人が目の前にいるなら、どうか考え直してください。もし、夫婦仲が今ひとつよくない人たちがいるなら、お互いに相手を大切に思ってみてください。お互いに受け入れられるようになればいいですね。

人が亡くなった後の喪失感が、これほどまでに激しいものだとは、体験するまでわかりませんでした。まるで自分の半身がなくなってしまうような感覚です。いずれは誰もが体験することなのですが、頭ではわかっていても、いざ現実になると悲しくて、切なくて、苦しいものです。


『妻が願った最後の「七日間」』(宮本英司著)P118-119より引用


我が家でもよく妻と延命治療はしなくていいよとお互いに言い合ったりしていますが、実際にそうなった時に自分が妻の延命治療を断れるかどうか自信がないです。おそらくとにかく生きていてい欲しいと思うでしょうし、大切な人を喪失することから逃げたくなりそう。

いざその時が来ると平常心を持って話し合えなさそうですので、日ごろから病気になった時の対応や、死ぬことについて夫婦で意思疎通していくのが良さそうです。書面で残しておくのもいいかもしれません。

「最後の7日間はどう過ごす?」を9歳の娘に聞いてみた。

思い付きで、9歳の娘に人生最後の7日間はどう過ごすのか聞いてみました。

私「人生最後の7日間はどう過ごしたい?」

娘「うーん・・・」

2、3分考えてノートに書きはじめました。

月曜日 ・・・ パパとママとモンハンする

火曜日 ・・・ しゅうじで一番きれいな字を書く

水曜日 ・・・ 今のそろばんの本を終わらせる

木曜日 ・・・ 〇〇ちゃんと○○ちゃん(←親友の名前)といっしょにお泊まり会をする

金曜日 ・・・ 〇〇ちゃんたち(私の友人家族)と一緒にモンハンする。

モンハンばっかり!

確かに今の家族の団らんはモンハンが中心だけど!

人生最後の7日間というより今やりたいことのような気もしますが、娘は娘なりにやりたいことややり遂げたいと思っていることがあるようです。

そうそう、大事なのは実現できることは後回しにせず、少しづつでもやっておくこと。人生には限りがありますからね。さぁ、モンハンやりますか~(違う)