昨年から少しずつ断捨離している。
洋服の断捨離は上手く行ったが、今レコードを仕分け中で、久しぶりに聞きながら処分するものと置いておく物とに振り分けているのだけど、この仕分けが難航している。
この作業をしていると私にとって音楽はとても大切なものなのだと改めて気付かされる。
大学の時のバイト代のほぼ全てを音楽に費やした。CDも買ったが、レコードもそこそこ買った。(うーんこれはちょっと言い過ぎた。音楽とゲームと安いお酒とお菓子に費やした。)
レコードって片手間では聞けない。くっそめんどくさい。
まず棚からジャケットをぱらぱらとめくって目当てのレコードを取り出す。
レコードをターンテーブルに乗せて回転させ、針をゆっくり落とす。
数曲聞くとB面に裏返さないといけない。(A面B面って死語?)
聞いている間に次に聞きたいレコードを探す。
これを繰り返す。
というか最初にぱらぱらとジャケットをめくっている間にジャケットの写真からどんどん好きだった曲を思い出す。当時の記憶が鮮明に戻ってきて「あの曲もある!この曲もある!」ってなる。アニメとかの主人公の回想シーンで昔を思い出すとだんだん若い時の姿に戻っていく表現があるけどそんな感じ。
そしてレコードのジャケットはサイズは大きいので見てるのが楽しい。同じジャケットでもCDとかCover Flowで見るのとはやっぱ違う。
不便なんだけど、久々にちゃんと音楽を聴いたような気がした。やっぱいいわ。
娘もレコードで聞く音楽はお気に入りで、ターンテーブルをDJみたいにスクラッチして遊んでる。
自分も4歳とか5歳くらいの時父親の聞くビートルズで踊っていたそうだけど娘は私の聞く音楽で踊ってる。
mp3やYouTubeなんかで音楽は聞けるし便利だけど、レコードや紙の書籍みたいに“そこに確かに存在する”ってやっぱ大切な事だと思った。
こういうのに変えていった方がいいのかなー