どのニュースかは書きませんが、先日ニュースを見ていて妻と話して感じたことです。
それなりに長い間結婚生活、他社との共同生活をしていると“間が悪い”ということがあります。
例えば私も家族の元気な「行ってらっしゃい!」とか「おかえり!」という言葉に何度も救われてきました。家族の元気な笑顔が見られると仕事でどんなに辛い事があっても世界最強の相手との決闘でズタボロになっても「オッスオラ悟空!もういっちょ頑張ってみっかー」っていう気持ちになります。
逆に仕事に行く前に「行ってらっしゃい!」と言って貰えなかったり、「お帰り!」って言って貰えなかったりすると何の為に仕事で大変な思いをしているのか分からなくなったり、自分が頑張っていることが馬鹿らしく思えたりする時があります。
妻や子供の為に頑張るっていうと恩着せがましくなってしまうかも知れませんが、誰かの為に頑張るというのはとても良いもので、本来そんなに強い人間でもなく、一人でいると息をするのもめんどくせ~って思ってしまうような私でも頑張る事ができています。(以前もほぼ同じような事書いてました。ブログって自分の考え方を記録できるので便利)
妻や子供にもそれぞれ事情があって、私にも事情があります。
たまたま忙しくしていて「行ってらっしゃい!」って言えないとか考え事をしていて気が付かなかったとかいろいろあると思います。
実際に先日こんな事がありました。
私「今会社を出たので今から帰宅致します」
妻「はい・・・」(ものすごく低いテンション)
私「なんでそんな返事やねん!」
妻「・・・」(返事なし)
私「まぁとにかく帰ります。」
妻「はい・・・」
・・・電話切る
どうしてもう少し普通のテンションで「はい」って言ってくれないんだろうって思ってしまったんですよね。
“自分は外へ出て仕事でこんなに大変な思いをしているのに”って。
“何の為に自分は毎朝家を出て、何の為に働いているんだろう”って。
で、家に帰ると妻も疲れた顔をしている訳です。
私もちょっと嫌な気分になっていたのですが、ここは気を取り直して聞いてみました。
「どうしたん?体調でも悪かった?さっきの電話、何か暗かったし」と言うと、
「そう・・・なんか凄くしんどくって・・・」と妻。
私は妻がイライラしているのだと感じたのですが、妻は単に体調が悪いだけだったんです。
私も仕事で疲れていて妻や家族に労って欲しいと甘えていたのだと思います。妻も甘えがあったのでしょう。赤の他人同士ならそんなそっけない対応はしないと思いますが、家族なので体調が悪い時は無理せず対応をする。
親しき仲にも礼儀あり、という事もありますが互いに甘え合える・相手に依存しているというのも特に悪い事ではありません。家族の前だからこそ、安心してありのままで過ごす事ができるのは良い事だと思います。
ただ、“間が悪い”ってことはあると思います。今回は何もなく終わりましたが同じ事が原因で以前大ゲンカになった事もありました。
“だろう運転”と“かもしれない運転”
運転をされる方なら聞いた事があるかと思いますが、“だろう運転”と“かもしれない運転”というのがあります。
「多分、大丈夫だろう」と自分に都合よく考えて、一方的に安全だと思い込み運転することを、一般に「だろう運転」と呼んでいます。その結果、「まさか、そうなるとは思わなかった」というような、思わぬ出来事が起きることがあります。
自分自身で、本当にその判断は正しいかどうか、考えることが必要です。
そのためには、「人が出てくるかもしれない」、「前車が急に止まるかもしれない」など、自分が置かれている状況から、その先のあらゆる「~かもしれない」を考えて、注意を向けるようにしましょう。
引用元:http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/world/guide/drive/201110.html
先日の私がまさにこれで、俺が仕事頑張っているのだから笑顔で待っていてくれるだろう、と心のどこかで甘えていたのだと思います。
ここで先に、今日はどうしたんだろう?何かあったのかもしれないな、と思っていたら家に帰るまで嫌な気分にならずに済んでいたのだと思います。
最後に
家族に限らず、誰かに接するときに相手の事情を想像して思いやりを持って接するようにしたいですね。